芸術劇場で放送されたレオン・フライシャーのピアノリサイタル
レオン・フライシャーはおじいさんピアニスト。
右手を患い、
40年の闘病の後に復帰されたのだとか。
カメラは斜め下から指の動きを捉える。
太い指は、となりの鍵まで叩いてしまいそうな程で見ていてドキドキする。
黒く輝くピアノはスタンウェイ。
普段聴くピアノよりもチェンバロに近い音のように聴こえた。
普段聴くといっても
CDで聴く程度だけれど(笑)
私が見たのは最終曲、シューベルトの《ピアノソナタ第
21番変ロ長調》

穏やかでやさしい曲。
でも、映像で見ていると、曲そのものよりも指先の動きに見惚れてしまう。
鍵盤の沈む様子が面白い。
カメラはレオンの表情も捉える。
第
3楽章あたりから、何やらつぶやきながらピアノを弾く。
パパパパパパと歌いながら弾く、その表情が何とも可愛らしかった
(*^ω^*)
演奏後の拍手の中、一人の青年が花束、いや、ラッピングされたた一輪の花を手渡した。
大きな花束ならともかく、一輪て・・・。
そこには感激や感謝などレオンに対する深い思いが秘められているのかもしれない。
でも、どうなんだろう?
場所によっては「冷やかし」とも考えられる一輪の花

青年でなく小学生とかならわかるんだけど。
ま、一輪の花を買う額しかお財布の中になかったのだ、と思うことにしよう
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