カプチーノ気分 Rollcakes

レシピは『絵本からうまれたおいしいレシピ』。
このレシピによると、水分は生クリームを使うの。
バターや油はなし。
これが美味い(^ω^)❤
想像以上にしっとり＆やわらかくて、お皿に取り分けるのが大変でした。
ちょうど、実家を出ている妹が来ていたのでお土産に持たせたんだけど、
家に到着するまでには潰れてそうだなぁ

水分は今まで作った中では少なめなのに、
生地が一番ふわふわなのは何故だろう？

焼き時間が足りなかったのかな・・・

レシピのままだと、私の好みよりはちょっと甘すぎかも。
お砂糖は少し控えめがいいかな❤

「卒業ですか」

ある人から、久しぶりにメールが届いた。
マサオだ。
それは、何年か前に私が憧れていた人。
マサオというのは本名ではなくて、私の付けたニックネーム。
商店街を抜けて民家の並ぶ通りをマサオと歩いている時、ちょうど通りかかった家の玄関先で、ひとりのおばあさんが飼いネコに向かって「マサオ～」と呼んでいたのがキッカケになる。

田舎に生まれ住んでいる私と違って、マサオはバリバリの都会人だ。
そのせいか、私は「都会のおぼっちゃん」というマサオの新鮮な振る舞いに惹かれて行った。
しかし、ステキな人というものは、ある年齢に達すると必然的に結婚しているもので、マサオも例外なく既婚者だった。
既婚者であり、年齢的には中年に該当するであろう人に、いくつも年下の私が「おぼっちゃん」というのも変だが、それにはいくつかの理由がある。かといって、田舎娘が都会の「おぼっちゃん」にそそのかされたとか、田舎娘が都会に憧れて　　　とかではない。

マサオは、私が一方的に憧れていた人だ。
こんな人が旦那さんだったら、奥さんは幸せだろうな～。と、よく思った。
こんな人が父親だったら、子供たちも幸せだな～。とも、よく思ったものだ。

まぁ、そんなマサオから久しぶりのメールが届いた訳だが、私はまだ返信をしていない。
なんと返信したらいいのか、悩んで悩んで悩んで　　　いるうちに、ケータイの電池が切れた。それで今、充電中という訳なんだけど・・・。
メールの内容は、どうということもなく、特に意味があるものではない。
「今年で卒業ですか」
適当な挨拶の中で、その言葉が書かれていた。適当といっても、私はマサオが礼儀正しく挨拶を入れる文面が好きだったので、私の中で、この「適当」はテキトーではなく適切であるということになる。
卒業ですか。
そう言われれば、今はそんな時期だ。大学では3月に卒業式が行われ、中学の卒業式は2月か3月。きっと、マサミちゃん（マサオの子供なのでマサミにしておく）が中学を卒業するのだろう。そこで、ふと、私のことを思い出したのかもしれない。

しかし、残念ながら、私は「今年で卒業」ではない。
それが返信ができない主な理由なのだ。
マサミちゃんは晴れて卒業なのに、この田舎娘は卒業できないなんて・・・、恥ずかしくて言えない。
マサオは、私が今年で卒業できないことを知ったら、やっぱりな～と見下げるだろうか。そんな風に思わない人であると思いたいし、思ってた。以前は。
でも・・・。

マサオへの恋心は随分前に消した。
そして、こんなメール送らないで。って今は思う。
マサオは私を蔑むためにメールしたのだろうか。そんなことはないと分かっていても、素直に返信できない自分がいる。

勿論、この3月で卒業よ。
ジツは、昨年、結婚したの。
とか、言ってみたかったけれど、それは現実とは違う。

本当のことを言うべきか、とぼけるべきか。

それでも。
明日、明るく返信しよう。
絵文字を沢山使って。

ﾌｰ(´ω`)

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