地球温暖化は日本人だけが特別気に掛けている。
というのを、今夜のTV番組で言っていた。
広い意味で、これは他の物事に於いても、同じことが言えるのではないかと思う。
例えば、「マーガリンは身体に悪い」という情報が昨今出回った。
そのために、マーガリンの摂取をしなくなったという人もいるだろう。
しかし、マーガリンが人に及ぼす悪影響について、どの位の頻度でどの位の量を摂ると、どんな風に悪いのか?ということまできちんと把握しているのだろうか。
あるいは、環境にやさしい洗剤を、わざわざ選んで購入している人もいるだろう。
私達には、何らかの情報を得ると、その情報を鵜呑みにして従う傾向がある。
確かに、マーガリンの過剰摂取は、全く摂取しない人に比べるとよくないかもしれない。
環境に悪い洗剤を日本中の家庭が毎日必要以上に使い、直接、川や海に排出していたら川や海がひどく汚染されることになるだろう。
また、私達の得る情報が、ただひとつだけだというのも恐ろしいことになる。
まさに、「洗脳」されているようになるだろう。
だからこそ、私達は情報を得たからと言ってそれを鵜呑みにするのではなく、様々な角度からの情報を得、自分なりに考えなければならない。